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こっそりSSを書くスレ

1 : : 2005/03/21(月) 00:55:43
SSを書くスレです。
感想OK。批評は作者の許可を得てからに。
当然過剰な悪口は駄目。
ジャンルは問わず。
無断転載禁止。
過剰なエログロ禁止。


59 :空耳=ケーキの法則 (830MIMi83o) : 2005/04/05(火) 13:38:31
>>58
管理人云々以前に削除跡がねw

いや、でも不思議と文章でわかるもんよ。host見なくても。

作品自体は良かった。うん。


60 :ばればれじゃん! : 2005/04/05(火) 14:27:12
桜(番外編)

 山ではヒグラシが鳴いていた。
「もうこんな時間なんだ。」
なぜかヒグラシの鳴き声を聞くと悲しい気分になる。なぜ?
やっぱり、あのときの思い出が無意識に思い出させられるから?


3年前、まだ私は中学生だった。
私は転校したばかりで、何も分からなかったけど、体育の時間、
先生の話がつまらなかったから隣の男の子に話しかけてみた。
その子は、結構かわいらしくて、おもしろかった。
学校のこと聞いたり、メールアドレスを交換したりして、結構仲良くなった。
なんだか、惹かれた。日にあの子のことが好きになっていった。

5月に中ごろだったかな?突然屋上に呼び出された

「好きです・・・。付き合ってください。」

いきなり言われて、正直驚いたけど、心の整理ができてないから、平常を装って

「ありがとう。でも、私、あんまりあなたのことが分かってないわ。
その言葉、もう少ししてから、もう一度言ってくれたらうれしいなぁ・・。」

って言ってみた。そしたら、一瞬がっかりしたようなかおになったけど、
だんだんと頬をあからめて、ぼんやりとしていたから、彼の手をとって

「いいですか?」
って言ってみた。
すると彼は、おどおどした様子で、

「も、もちろんです!」
って言って、ぎゅっと握り締めてきた。

なんだか、その日幸せだった・・・・。なんだか、あたたかい・・・。


ところが、一週間後、彼は突然、交通事故で入院してしまった。
お見舞いに行くと、笑顔で迎えてくれた。

「やあ、ありがとう。わざわざこんな遠くまでお見舞いに来てくれて。うれしいよ。
ぼくは、歩けなくなっちゃったよ・・・・。」

笑顔で言われると、とても悲しい・・・・・・私は思わず泣いてしまった・・・・。

「ごめんね。これじゃあまた告白しても、デートに連れて行ってあげれないや・・・。」

「バカ!そんなこと言ってる場合じゃないじゃない!」

「でも、ぼくはもう歩けないよ・・・。」

「だめよ!弱気になったら!ブラックジャックだって子供のころの手術の後あるけなかったんだから!」

「でも・・・」

「それでも男ですか!軟弱者!」

そう言って部屋を飛び出した。

後悔した。

その後、お見舞いに行くことができなかった・・・。
私は、彼がまだ退院する前に、親の都合で急に転校することになった。
ひとこと彼に「ごめんね。」って言いたかった。
だれだってあんな状態になったら落ち込むし、弱気になるよね・・・。

車で街を離れるときに、彼のいる病院が見えた。窓を開けた。
「ごめんね!」って「ついいっちゃっただけなの!」って叫びたかった。
でも声が出なかった。

窓からは、ただヒグラシの鳴き声が聞こえるだけだった・・・。


61 :空耳=ケーキの法則 (830MIMi83o) : 2005/04/05(火) 14:34:52
。・゚・(ノД`)・゚・。


62 :空耳=ケーキの法則 (830MIMi83o) : 2005/04/05(火) 14:43:27
ううん。ひとつ言うなら同じ進行で書いて欲しかったかも。

さて。私もネタを考えようかな。


63 :名無しさん…もう…いないのにね… : 2005/04/05(火) 14:44:38
実はハッピーエンドじゃありませんですた。批評どうじょ。


64 :空耳=ケーキの法則 (830MIMi83o) : 2005/04/05(火) 14:48:22
ああ、批評許可が出る前に批評してしまった。


65 :名無しさん…もう…いないのにね… : 2005/04/05(火) 14:52:22
気にしない気にしないひとやくみひとやすみ


66 :名無しさん…もう…いないのにね… : 2005/04/05(火) 22:38:31
未完をおひとつだしていいですか?

先が思いつかないので・・・。


67 : : 2005/04/05(火) 22:53:58
>>60
泣ける話ですが、
>「それでも男ですか!軟弱者!」
のセリフでギャグ路線に走っているようにもみえます。
思わずにやりとさせられるこのセリフの入れ所は素晴らしいですね。
前作の後日談ですが、女性を主人公に置き換えたのもいいと思います。
テキストゲームのザッピングのような感じですね。

>>66
是非書き込んでみてください!
もしよかったら、リレー小説とかもいいかもしれないです。


68 :名無しさん…もう…いないのにね… : 2005/04/06(水) 00:08:23
『月の戀』

「あれ?こんなところあったっけ?入ってみようよ!」
「やめようよぉー。ねぇ・・・・」
「えりちゃんこわいのぉ?」
「だってぇー・・・・。勝手に入っちゃだめだってえ!」
「ちょがうよ!立ち入り禁止は、ご自由にどうぞって意味なんだよ?」
「うそばっかり・・・・」
「あたしが嘘ついたことある?」
「嘘ばっかりじゃない!」
「・・・・・うう・・・・ひどい!えりちゃんひどいよぉ・・・・・」
「・・・・・ハイハイいつもそうやって・・・。そうやって涙で同情誘っても無駄よ。」
「男はだませてもえりちゃんはだませないかあ・・・。」

あたしは、ゆみ。今日は友達のえりと立ち入り禁止の廃墟に入ろうとしていた。

「わたかったよ・・・・。じゃあ・・・」
「じゃあ?」
「力ずくではいってももらう!」
「ええー!ちょ!ちょっとはなしてよ、ゆみちゃん!」
「よいしょー!」
「きゃー!」

ドタン!

廃墟のドアは簡単につぶれ、えりちゃんもろとも押し倒してしまった。

「ゆみちゃん!おもいよ!きゃあ!」
「あ、ごめん・・・」

気がつくとえりちゃんのむねを思いっきり触っていた。

「やったぱりえりちゃん胸小さーい。w」
「それを言わない!自分だってえ!」
「・・・・・むう・・・・!」

廃墟の中は、概観と違い、意外ときれいだった。
窓など、所々直された跡がある。

そのとき、黒い影がさっと通った。

「きゃっ!」

見ると、ほこりまみれの猫がいた。

「あれれぇ?ゆみちゃんって、意外と怖がりなんだね〜。」
「えりちゃんだって人のこと言えないじゃない!まえだって・・・」

そのとき、家の中で人の気配を感じた。
すこし小さ目の影が一瞬見えた気がした。

「え?どうしたの?ゆみちゃん?」
「え・・・いま・・・・・・なんでもないよ。」
(気のせいかな・・・)

「ほんと?」
「う、うん。それより中に入ろうよ。」
そういって、えりちゃんの手を引っ張って廃墟の中に足を踏み入れた。


〜未完〜


69 :? : 2005/04/08(金) 23:48:30
>>68
おつかれさまです。
先がどうなるか、楽しみになる展開ですね。
これはこれで完結ということになるのでしょうか?


70 :永谷園 朝餉 : 2005/04/09(土) 00:01:19
つづきは思いついたら書きます。

だれかネタ思いついたら続き書いてください。


71 :智だぞ : 2005/04/13(水) 01:43:09
もしも『大阪』が重度の天然ボケだったら・・・


  「あのさー、○○ってどう思う?」
大阪「ぇへへー。そういえばなぁ。前なぁー道歩いとったらなぁ、男の子が4人くらいで遊んどったんや〜」
  「へ・・?・・・・うん。それで?」
大阪「それでなぁー、ティッシュ買うたらなぁー風船くれたんやでー」
  「(・・・は?)」
大阪「あんまりおいしいもんでなー、おかわりしたんよ。そば。」
  「え・・あの・・」
大阪「それでなー、意外と安かったんやでー?なんと、うどんが150円やった〜」
  「は・・はぁ。」
大阪「それでなー、帰りの道に、バケツが置いてあったんやー。中には、いっぱいいっぱいの水が入っとったんや。」
  「おい・・」
大阪「私はもう熱くてたまらんかったんやー。だから、その部屋を出てもうたー」
  「ああ。そうなの・・・。」
大阪「ぇへへー。それで珍しくナンパされたんよー」
  「マジで!?」
大阪「そんでなー。部屋が片付いてなかったんやけどなー。疲れて寝てもうたー」
  「・・・・・・・・」


72 : : 05/04/18 00:11:30 ID:(@u@ .:;)ノシ
>>71
大阪はとぼけているのか、はたまた判って言ってるのか、微妙なところが面白いですね。
こんな返し方されたら困るでしょうねw
あと、批評はOKでしょうか?


73 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/04/18 00:15:52 ID:|_・)ノs
つかれるだろうな…
お疲れー。

業務連絡
この板の1回の投稿量の限界は文字数:8196B行数:100行です。


74 :ヒシミラクル : 05/04/24 17:35:41 ID:???
テスト(荒らしじゃないよ。)


75 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/04/24 17:41:24 ID:|_・)ノs
荒らしだ―荒らしだ―(w

SS書こうかなあ。コラボってのは面白そうだ。


76 :Agnus Dei : 05/04/24 17:42:29 ID:_| ̄|○
誰とコラボ?


77 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/04/24 17:50:24 ID:|_・)ノs
今手元にある資料

・みなみけ
・ラブ○な
・勝手に改蔵
・行け!!南国アイスホッケー部
・げんしけん
・まほろまてぃっく
・ミナミの帝王

どれもコラボに向かないねえw


78 : : 05/04/24 20:05:45 ID:(@u@ .:;)ノシ
空耳のSS期待age


79 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/04/24 20:10:36 ID:|_・)ノs
あんたがこっそり書くから強制下げにしろって言ったんじゃないwww


80 :ヒシミラクル : 05/05/04 09:01:55 ID:???
では、おれが


81 :ヒシミラクル : 05/05/04 09:04:00 ID:???
こっそり、あずまんが、よつばとバトルロワイヤル


82 :ヒシミラクル : 05/05/04 09:10:37 ID:???
登場人物
あずまんが
相田かおり(かおりん)、井上千尋(千尋)、大山将明
神楽、春日歩、木村先生、榊さん、滝野智、、水原暦、美浜ちよ、ちよ父
よつばと
小岩井四葉、小岩井とーちゃん、綾瀬風香、綾瀬恵那、綾瀬かーちゃん、
綾瀬あさぎ、竹田隆、早坂みうら、虎子
ジョッキー
安藤勝己、江田照男、渡辺薫彦、岡部幸雄、柴田善臣、熊沢重文、
福永祐一、蛯名正義、横山典弘、松永幹夫、武豊、後藤浩輝、吉田豊、
武幸四郎、藤田伸二、四位洋文、和田竜二、北村宏司

スタッフ
尾形調教師、竹園氏、小島太調教師、河内調教師、JRA(日本中央競馬会)理事長、
けつげジャングルさん、軽部アナウンサー。


83 : : 05/05/04 20:44:58 ID:(@u@ .:;)ノシ
>>82
あ、もし猟奇的な表現が入るなら、こちらでお願いします。
エログロ専用SS
http://yotsuba.s143.xrea.com/test/read.cgi/asagi/1113762600/l50
では、期待してます。


84 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/06 09:52:17 ID:???
てs


85 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/06 10:01:05 ID:???
ラスト


86 :智だぞ : 05/05/07 22:16:32 ID:〆(・_・。)ノ
>>82
相田説はあずま氏によって否定されてるようです・・・

ま、それなら教えろーって話なんだけどね


87 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/10 20:07:10 ID:???
みーんみーん

とも「あっちぃー・・・」
ちよ「暑いですねぇー・・・」
とも「こういう時は暑さを忘れるような遊びをしよう。」
ちよ「あ、いいですねぇ。」
とも「じゃあさ、ちよちゃん。目つぶって[ピザ]って10回言って。」
ちよ「あ、はい。ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ。ふぅ。ピザ、ピザ、ピザ!」

しーん

ちよ「あの、ともちゃん?もう目開けてもいいですか?」

しーん

カップル「ねえみてあの子、かわいいね。    ん?本当だ、迷子かな?」

ちよ「むー。ともちゃん騙しましねー。」
とも「やーい。ちよすけバカー。」
ちよ「あ!ともちゃんあんなところに!許しませんよー!」
とも「やーい追いついてみろー。」
ちよ「あー。まってぇー。」

みーんみーん





おまけ
犬玉「あ、今、かわいい子、走ってかなかった!?」
友人「え?あの中学生だか高校生の女?」
犬玉「違うよ!あの茶髪のかわいい子!」
友人「お前いつか逮捕されんぞ・・・」

みーんみーん


88 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/10 20:09:12 ID:???
ワロタw


89 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/10 20:17:38 ID:???
>>87
おまけがメインwww


90 :Ero★ : 05/05/10 20:20:58 ID:???
犬玉様はろr(ryという事が証明される、見事なおまけだったですよぅ。


91 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/10 20:23:48 ID:???
私も製作するかも。

みうら夢ではないですがww


92 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/10 20:24:20 ID:???
>>90
じゃあ次はオレが初めてMに目覚めた日の話をしようか・・・?
っておーい。趣旨が変わってるー!


93 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/10 20:30:10 ID:???
犬玉「あ、今、空耳潰しした子、走ってかなかった!?」
友人「え?あの中学生だかヒッキーの女?」
犬玉「違うよ!あのなでなでしてたかわいい子!」
友人「お前いつか腐敗されんぞ・・・」


94 :Agnus Dei : 05/05/10 20:32:40 ID:_| ̄|○
>>93
ワロスwwwコピペ化ケテーイwwwww


95 :Ero★ : 05/05/10 21:01:16 ID:???
私も書いてみようかと検討中ですよぅ。


96 :Agnus Dei : 05/05/10 21:08:46 ID:_| ̄|○
>>91,95
頑張って下さい〜。
SSなんて私にはむりぽorz


97 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/10 21:14:39 ID:???
現在のネタ一覧
・みうら夢
・あず旅行(高校生編
・あず旅行(卒業後編
・よつばと旅行
・みなみけコラボ
・ミナミの帝王コラボ
・あさぎ板×あずまきゃらコラボ
・野球コラボ
・あさぎ板旅行


98 :Ero★ : 05/05/10 21:28:40 ID:???
>>97
その中から選ぶ方が宜しいのでしょうかー?


99 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/10 21:32:45 ID:???
希望が多けりゃ優先的に書くってだけですー
希望されても書かないかもだしー。
なるたけ、読んでくれる人が多い作品を書きたいので。


100 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/05/10 21:32:58 ID:|_・)ノs
必死


101 :智だぞ : 05/05/10 22:43:14 ID:〆(・_・。)ノ
             ☆ チン        マチクタビレタ〜

        ☆ チン  〃 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<みうらのアドベンチャーな夢まだぁ〜
             \_/⊂ ⊂_)_ \____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|


102 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/05/10 22:44:23 ID:|_・)ノs
三年後


103 :ちよ@ゲームボーイアドバンス@智だぞ : 05/05/10 22:46:27 ID:〆(・_・。)ノ
3年後だと私も空耳先生も生きてませんよ・・


104 : : 05/05/10 22:54:38 ID:(@u@ .:;)ノシ
>>87
ときおり入るセミの鳴き声と、それがやみ、静かになる描写が
緑が多い夏の公園ようなイメージを醸し出していて、
風景描写がないにも関わらず、光景が容易に目に浮かびました。
ただの一発ネタではない、雰囲気を大事にする作風は素晴らしいと思います。
おまけは、犬玉さんとちよちゃんの出会い、という感じがして、
続編の存在を予想させられました。
これからも、また何か書いたら是非投下してみて下さい。

>>99
・みうら夢
とりあえずこれ希望


105 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/10 22:55:36 ID:???
犬玉の描くちよちゃんは  かわいい



今度絵に書いてみてよ


106 :Agnus Dei : 05/05/10 23:36:56 ID:_| ̄|○
>>104
麻木戸高校マd(ry


107 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/11 17:52:47 ID:???
>>105
ひどい出来だった。
なんか卑猥な絵になっちゃったからここには乗せま千円。


108 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/11 17:59:53 ID:???
>>107
>乗せま千円
   )  い   .(  ┏━━━┓┏┳┓              )      (
   )     (  ┗━━┓┃┃┃┃              )  と   (
   )  て  .(  ┏━━┛┃┗┻┛           __,. ,. .)      (
   )     (  ┗━━━┛    _,. -─ 7^ ̄ ̄ ,. '"    )   う   (
   )  え   .( ___      ,. '"      | i  `/      )      (
   )     (    `>, - '"  _,. - ─‐ヘ ヽ/ /il ヽ  、 .)  ! !   (
   )  ! ?  (    __)/´  ,. '"       `ー! il liヽ ヽ  i )      (
   )      (   て〈__,.  ノ            | iltj iヽ-ト,i  l i⌒⌒⌒⌒´
  ム-'"⌒Y⌒    /,  ハ´ i           | ノ  Uヾ i レ'  i  丶 \ ヽ
   / / / { /  iノ--くリレ  i←犬玉 ⌒ヽ  ! iヽ、___  |  il iト、 \ ヽ
   レi /! /V   i( ●) (●) |    /  ーレ  il l ',.‘-'  , i il il l \  、 ヽ
  /i~〈レ  !i l il.| ,. --┐ノ iリ     !  「   / li l i`ー1´ 〈| i li | /. \ `ー -
./ 、 丶ヽ リli i il/__ノヘレ'    /  ノ   // | il i il l|  | l il | ヽ `ー--
   ヽ  丶\_ノノ  /    \  /  /┏━┓┏┓i i |  | i i l|  ヽ,. -─
    i         /  , ' /`'    /. ┗━┛┃┃il il |  | il ii l|  /
   /  __,. --ァ   / 、   /  ┏━━┛┃i li |   |i il il |  i
.  /  /  / へ' フー '    ー'    ┗━━━┛il li |  |  i il l|  ゝ,


109 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/11 18:52:26 ID:???
ジィージィージィー

大阪「それにしても毎日いい天気やなーちよちゃん。雲一つないで。」
ちよ「そうですねー。でもちょっと暑いです・・・。」
大阪「そうやなー。」
ちよ「ですよねー。」
大阪「・・・。」
ちよ「・・・。」

大阪「あんなーちよちゃん。[ピザ]って10回言ってみてやー」
ちよ「それ、知ってますよ。この前ともちゃんに騙されましたー。」
大阪「ちゃうねん。私もそれで騙されたけど、今度のは、ちゃんと私が考えたんやー。」
ちよ「え。そうなんですか?じゃあ、ピザ、ピザ、ピ」
大阪「あ、ちょっとまってや、ちよちゃん。」
ちよ「はい?なんですか?」
大阪「目は開けといてもえーよ。」
ちよ「あ、すみません。ともちゃんのは目を閉じろーって言われてましたから・・・。」
大阪「へ?私はともちゃんにそんな事言われてなかったでー?」
ちよ「あれ?でも、さっき大阪さん。ともちゃんに騙されたーって言ってませんでした?」
大阪「あー、あれなー。私、目開けてたんやけど、ピザって言ってるのに夢中になってもーてなー。気が付いたらもうともちゃんは消えてたー。」
ちよ「あはは・・・」
大阪「それはそうと、ちよちゃん。はやく[ピザ]って10回言ってーやー。」
ちよ「あ、すみません。話をそらしちゃいましたね・・・。」
大阪「ちよちゃんお茶目さんやなー。」
ちよ「えへへー。じゃあいきますよー。ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピギャ!」
大阪「ピギャ?どうしたん?ちよちゃん?」
ちよ「あぅぅー、舌かんじゃいましたー。」
大阪「あーあー。大丈夫かー?ちよちゃん?」
ちよ「うー。ちょっと血が出ちゃいましたー。」
大阪「ちょっとなら大丈夫や!ちよちゃんもうお姉ちゃんなんやからこのくらいでへこたれたらあかんでー!」
ちよ「は、はぁい。ありがとうございますー。」
大阪「そうこうしてるあいだにスーパーに着いたでー。」


110 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/11 18:52:48 ID:???
ガー

店員「いらっしゃいませー!」

大阪「威勢がええな。」
ちよ「い・・・威勢・・・」
大阪「えーっと何こうてくるんやっけ?」
ちよ「えーっと、ジュースと、お菓子です。」
大阪「そうやったー。今日はちよちゃん家でみんなで遊ぶんやもんなー。」
ちよ「あ、あと忠吉さんのご飯も買ってこなくちゃ。」
大阪「じゃあそっちを先に買おうかー。」
ちよ「すみません。」
大阪「ええて、ええて。」

ちよ「あれ?商品の位置が変わっちゃってます・・・忠吉さんが好きなやつはー・・・あ、あんな上に!と・・・届きません。大阪さーん。」

しーん

ちよ「あ、あれぇ?大阪さんどこへ?あ、あの、すみません。あの緑色のやつ取ってもらえますか?」
学生「ん?これ?はい。」
ちよ「すみません。」
学生「いやいや。じゃあね。」
ちよ「ありがとうございましたー。(ペコリ)」
大阪「ん?ちよちゃんバイトの練習かいなー?」
ちよ「あ、大阪さん!探しましたよ!」
大阪「ごめんなー。ここに来る途中にお菓子売り場あったから、そっち行ってたんやー。」
ちよ「あ、そうだったんですかー。」
大阪「あんかえー感じのお兄ちゃんに高いところのお菓子取ってもらたんでー。」
ちよ「私もですよー。偶然ですねー。」
大阪「世の中良い人もいるんやなー。」
ちよ「なにかあったんですか・・・?」
大阪「ほな、そろそろ行こうやー。」
ちよ「そうですねー。」

ガー

店員「ありがとうございましたー!」

大阪「じゃあここからちよちゃん家まで競争や!」
ちよ「受けてたちましょう!」
大阪「よーいどんやー!」
ちよ「あー大阪さんフライングですよー!」

ジィージィージィー




+α

とも「ジュースは?」
ちよ「あ。」
大阪「すっかり忘れてもーた。」





+β

店員「すみません・・・こちらは未成年の方にはちょっと・・・」
犬玉「はー!?マジかよー。いいじゃんかよーお前もどうせ子供の頃見てただろー!!」
友人「すみません。こいつちょっと脳が少しおかしいんですよ・・・。」

ガー

店員「ありがとうございましたー・・・」

犬玉「こんな店もうこねぇ!!」
友人「だからやめとけって言ったのに・・・」
犬玉「そういえば、またあの子に会えたよ!」
友人「よかったな。でも俺もさっき関西弁のかわいい子に会ったぜ!」
犬玉「オレなんかドックフード取ってあげたんだぞー!」
友人「(俺も同じような体験したけど・・・)はいはい。俺の負けですよ。」
犬玉「よーし!今日も良い日だなー!」
友人「そうだな。」

ジィージィージィー


111 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/11 18:58:08 ID:???
w(ry


112 :Agnus Dei : 05/05/11 19:03:26 ID:_| ̄|○
>>109-110
大阪&ちよコンビの天然っぷりが上手く表現されていて、
それでいてちゃんとオチもある素晴らしい構成だと思いましたー。

えぇ感じのお兄ちゃんにワロスwww


113 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/11 19:04:30 ID:???
一つ気になったのだが、良いかね?


114 :Agnus Dei : 05/05/11 19:06:07 ID:_| ̄|○
>>113
大阪「あんかえー感じのお兄ちゃんに高いところのお菓子取ってもらたんでー。」 
    ↑
    ?


115 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/05/11 19:10:02 ID:???
ああ、誤字じゃなくて。
それもあるね。

ま、いいか。


116 : : 05/05/11 20:04:36 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
>>110
ちよと大阪のとぼけた会話が楽しかったです。
ちよちゃんの舌がちょっと心配だっけど、まあ大丈夫なんでしょうね。
なかなか面白かったです。
次も何か書かれるのなら頑張ってください。
一つ、犬玉さんの作品は、批評OKでしょうか?


117 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/11 20:25:55 ID:???
いいよぉー


118 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/11 20:41:43 ID:???



119 : : 05/05/14 01:56:49 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
>>106
この土日中に投下します。


120 :Agnus Dei : 05/05/14 02:04:25 ID:_| ̄|○
>>119
おぉおぉー!!
期待してますよー!


121 : : 05/05/15 21:31:32 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
>>119
ごめん嘘だ。
書き終わり次第投下します。


122 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/05/22 03:11:32 ID:|_・)ノs
さて、1週間経った訳だが。


123 :Agnus Dei : 05/05/22 03:17:21 ID:_| ̄|○
マダー?
と煽ってみる。


124 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/05/22 03:19:47 ID:|_・)ノs
みうら夢はどうあがいても書きだせそうも無いなあ。
期待してた人スマソ

暫く忘れてくれ。


代わりに何か旅行物でも書くわ。


125 :Agnus Dei : 05/05/22 03:24:26 ID:_| ̄|○
>>124
期待


126 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/22 13:41:16 ID:???
やぶ医者「みうらちゃん・・・好きだよ・・・」
みうら「私も・・・」

チュンチュン

みうら「な…なんなんだったんだ…今日の夢…。」


127 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/22 13:41:46 ID:???
ちぇ。おもしろくないのが出てきたぜ。


128 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/22 13:51:37 ID:???
???「みうらちゃん・・・好きだよ・・・」
みうら「私も・・・」

チュンチュン

みうら「な…なんなんだったんだ…今日の夢…。」


129 :犬玉◆wkJCv3LYGo : 05/05/22 13:54:13 ID:???
えな「みうらちゃん元気ないねー。どうしたの?」
みうら「いや、今日、変な夢見ちゃってさー。」
よつば「おー!みうらもゆめみたのかー!よつばもゆめみたぞー!」
みうら「おまえには関係ない話だよ!」
よつば「とーちゃんとなー、いったゆめー」
みうら「え゛!!」
よつば「ゆうえんちにいったんだー!たのしかったぞー!」
みうら「…そりゃそうだよなぁー」
えな「?」


130 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/06/02 21:05:46 ID:???
少し投下


131 : : 05/06/02 21:06:14 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
空耳は夜歩く

ここは麻木戸高校。
時は午後一時。昼休みが半分過ぎ、大抵の生徒が昼食を終えていた。
窓際の日の当たる席に座るこの少年も、昼食を終えのんびりと窓の外を眺めている。
彼は、昼食後の甘く、けだるい感覚に酔っていた。
このまま午後の授業に入ったら間違いなく眠りの世界へまっしぐらだろうが、
今はまだそのときではない。彼は暖かな日の中で小さな幸福を感じていた。
「………なんだって。知ってた?」
顔をあげると、クラスメイトの△が、机に手を置いて顔を近づけていた。
「何を?」
「え、聞いてなかったの?おむすびまでそんなんだったらなー」
△は笑いながら前髪を掻き上げて見せた。
「ごめんごめん。なんだか眠くて」
おむすびは頭を掻いて苦笑を返した。
ちなみにおむすび、というのは本名ではない。彼にはAgnus Deiという本名があった。
とある事件がきっかけで、まわりの人間からおむすびと呼ばれるようになったのだが、
それはこの物語とは関係がない、別の話である。
「だから、空耳のこと。あいつ、最近学校で寝てばっかりなんだよ。
 しかも授業中だけじゃなくて、ホラ」
△に言われて、空耳の席である一番後ろの席を見ると、なるほど確かに空耳はピクリとも
動かない。しかし、寝ているにしては背筋がピンと伸びていた。
しかも、眼鏡の下の目は、まるで桃源郷を見ているかのように開いて遠くを見ていた。
「あれ、寝てるのか?目、開けてるけど」
おむすびが聞くと△は頷いて、
「寝てると思う。だってさっきからまばたきしてないし」
「えー、でも違うかもですよー」
隣の席に座っていた◆Eroが、話に入り込んできた。
「新しい修行の一環とか、そういうのかもしれないですしー」
「空耳は修行なんかしないと思うな」
△はそう言って、首を傾げた。
「なんかおかしくない?なんで最近の空耳はあんなに寝てるんだろう。
 いつもは寝たことなんかないのに」
「いわれてみれば確かに………」
そういえば、おむすびは空耳が人前で寝ているのをほとんどみたことがなかった。
ああ見えてスキの無い男なのだ。
「何かあったんですかねー?」
◆Eroも首を傾げてみせる。
「クラスの人とかで、なにか知ってる人がいるかもしれませんよ」
「じゃ、聞いてみるか」
おむすびたちは、さっそくクラスメイトたちに近頃の空耳の様子を聞いてみることにした。


132 : : 05/06/02 21:07:15 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
「え、空耳さんですか?確かに最近よく寝てますね」
クラス委員の美浜ちよ◆cHiYoは机の上に広がる弁当箱を片付けながら、おむすびたちに向かって言った。
「何かあったんですか?」
「それが分からない。なんだか気になって。あいつ、あんまり授業中寝ないでしょ?」
△がそういうと、美浜は微笑みながら、
「どうなんでしょうね。あんまり興味ないです。すみません、私、宿題をしないと」
というと、鞄の中に弁当箱を放りこみ、次の授業である英語の宿題をし始めた。
天才と言われる美浜が宿題を忘れるなんて珍しいな、と思いながら彼女を見つめていると、
△がわき腹をつっつきながら囁いてきた。
「ほら、ちよちゃんのお父さんの会社、今やばいらしいから」
おむすびも美浜から離れて、△のほうに身をよせながらこたえる。
「あの、変な噂?」
「そ。暴力団かなんかから睨まれてるって聞いたことがある」
「ちよちゃん自身には関係ないんじゃない?」
「でもやっぱり、ストレスになってると思うよ」
「どうだろう………」
「あんまり彼女に関係ないことで心配かけない方がいいんじゃない?」
美浜について△が言うことはもっともだった。
「そうだな」
おむすびが頷くと、それを待っていたかのように、◆Eroが教室に飛び込んできた。
「△さん、おむすびさん。太陽の暦さんが空耳さんのこと詳しく知ってるみたいですよぅ。
 今、ちょうど廊下にいますから、来てくださいー」


133 : : 05/06/02 21:07:42 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
「太陽さんは何か知らない?その、空耳の最近の状況とか」
おむすびたちが廊下に出ると、△はさっそく太陽暦に話かけた。
「知ってるよ」
一人で窓の外を眺めていた太陽は、思わせぶりに振り向くとあっさりそう言った。
「よく寝てる。それに、」
「あー、そうじゃなくってですねー。何でよく寝てるのかっていうー」
「うん。分かってる」
◆Eroが口を挟むのを手で遮りながら、太陽は、
「夜に見るよ。何か、大きな箱みたいなのを抱えて歩いてたな」
「夜に?」
「うん、深夜の、ほとんど毎日だね」
「てことは」
おむすびは首を傾げた。
「太陽の暦さんは、いつも夜に外を歩くんですか」
「そ。趣味でね」
「そらちゃんが、なんやってー?」
トイレのほうからやってきた大阪◆ECxUfIlnaUがいきなり話に割り込んできた。
「なんか犯罪でもしてつかまったん?」
まさか。おむすびは笑いながら大阪にことの事情を説明してやった。
「あー、そうなんや。そらちゃんが、ようねとんねんなー。気ぃつかんかったー」
「そりゃ、お前もいつも寝てるからだろ。………△、どうしたんだ?」
太陽が△の顔を覗き込んでも、△は全く気付かないようすで何かを呟いていた。
真剣な顔つきで、心なしか顔面蒼白になっている。
「深夜に………趣味で………犯罪!?」
「おーい。△さん」
おむすびが△の肩に手をおくと、彼ははっと顔を強張らせ、言った。
「あ、ああ。これは、調べたほうがよさそうだな」


134 : : 05/06/02 21:08:08 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
太陽から、夜の空耳の出現場所を聞いているうちにチャイムが鳴り、
午後の授業が始まってしまった。おむすびはこっそり空耳のほうを盗み見たが、
彼はまだ眠っているようで、微動だにしなかった。
「さあ、授業を始めるわよー!!」
大きすぎる声と高すぎるテンションで教室に入ってきたのは、
英語の担当教師であり、おむすびたちのクラスの担任でもある純白先生だ。
この先生の明るい態度は明るすぎて、自分には眩しすぎるとおむすびは思っていた。
「おらー、飯食ってるやつ、早くしまえー!授業は始まってんのよー!!」
席が前の方のおむすびに、この音量はきつかったが、純白先生の大声で、
けだるげだったクラスはなんとなく引き締まったように感じた。
「さー、みんな起きたわね。ライティングの教科書出してー!」
「あのー。じゅんぱくせんせぃ」
チョークを黒板にこすり始めた純白先生に、◆Eroが遠慮深げに手を挙げ声をかけた。
「あーん。なに、エロちゃん?」
「あの、そのですね。空耳さんがまだ、起きてないです」
「はーん?」
純白先生は教壇の上から背伸びをするように空耳を見た。
つられておむすびも後ろを向いた。
相変わらず背筋をピンとのばして、目をはっきり開いている。
相変わらず視点の定まらない目に見えた。起きているように見えるが、明らかに寝ている。
「起きてるじゃーん!」
しかし純白先生は、目を開けているのを見て、すっかり起きているものだと決め付けてしまった。
「エロちゃーん。起きてる人に寝てるなんていっちゃ、ダメよー」
「先生!空耳は寝てます。ねえ、ちよちゃん?」
△がそう言いながら美浜をみると、美浜は首を傾げながら、
「さあ、どうでしょうねー」
と微笑んだ。彼女はまだ宿題をしているようだ。空耳のことなどに構ってはいられないのだろう。
「あー。面倒くさい!本人に聞けばいいのよ、本人に!!」
気の短い純白先生は空耳に右手人差し指を突きつけて叫んだ。
「おいっ空耳!寝てるんなら寝てるって言いなさいよ。寝てるの?」
空耳は返事をしなかった。黙ったままじっとどこかを見据えていた。
純白先生に指をさされ、クラス全員の視線を浴びながらもまだ寝続ける空耳に、
おむすびは内心舌をまいた。
「返事が無いわね、もしかして、偽者なんじゃない?そいつ」
「偽者が入ることなんてありえない。この学校はセキュリティが完璧なんだから」
誰か、目立たない人がそう言ったが、純白先生には聞こえなかったようだ。
「あーもう、どっちでもいいわ。さっさと授業進めないと、またテスト前に補修を入れないといけなくなるし」
そりゃ困る。純白先生はいつも強引なんだから………。
おむすびは慌てて教科書を机から引っ張り出した。
クラスは空耳を放って授業に入っていった。


135 : : 05/06/02 21:10:21 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
授業が全て終わり、下校の時刻になった。
「空耳さん、今日はずっと寝てましたねぇ」
七限の担当の教師が教室から出て、おむすびが帰る支度をしていると、◆Eroが話しかけてきた。
「もしかして、今までもずっとこんな調子だったんでしょうか?」
「分からないけど、そうなのかもしれない」
おむすびは実際、昨日までは全然気がつかなかったのだ。
鞄に机の中のものをつめこみながら考える。
「でももし、そうなんだとしたら、変な話だと思う」
「ホント、夜に起きてるとき、何してるんでしょうねー、空耳さんは」
「うん」
「何だと思います?夜にひとりでさまよう理由って」
「さあ………?」
「たぶん誰にも分からないよ。空耳以外はね」
いつの間にか△が近づいてきてそう言った。
「でも、予想はできる。本人に聞いてないから分からない部分がほとんどだけど、
 夜にできることなんて、たかが知れてるでしょ?」
「それはそうですけどー」
◆Eroが、考えるように首をかしげて言う。
「でも急に授業中に寝だすようになるなんて、不自然なんですよねぇ」
「そうかもしれないけど………」
おむすびには思いつくことなんてほとんどない。
「バイトかなんかじゃないの?家庭の事情とかで」
「まあ、その可能性は高い。でも、絶対そうだとはいえないでしょ?だからね」
△はおむすびたちに顔を近づけて囁いた。
「だから今夜、空耳の後をつけようと思うんだ」


136 : : 05/06/02 21:11:13 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
前半終了。
今日はとりあえずここまで。


137 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/06/02 21:22:18 ID:|_・)ノs
読んだ。


138 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/06/02 21:24:12 ID:|_・)ノs
おまいらまだおぽんぽんやってるのかよwwwwwwwwwwwwww


139 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/06/02 21:24:32 ID:|_・)ノs
うはwwwww
ゴバークwww


140 :Agnus Dei : 05/06/02 21:38:04 ID:_| ̄|○
続きキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!


141 :出席番号345 : 05/06/10 21:03:34 ID:???
*設定*
ある日突然B子からA子に電話がかかってくる。
B子とA子は従兄弟でB子は二十歳、A子は18歳。
昔はよく遊んでいたが、いまはお正月に顔をあわすくらい。
電話の内容は、少しの間子供を預かっていてほしいというもの。
A子は了承するが、B子は夜逃げする。
その子供はまだ2歳。両親のいないA子は困り果てる。
そこに、恋人のC太が同棲しないかともちかけてくる。
そこで3人の暮らしが始まる・・・・・。


こんなあらすじのSS、だれかかいてくれませんか?


142 : : 05/06/11 01:40:39 ID:(´,_ノ` )y━・~~~
空耳追跡の話は必ず終わらせるんでもうちょい待っててください

>>141
そういうときは自作か合作。
空耳さんあたり、誘ってみては?と、無責任なことを言ってみる。
僕も気が向いたら書いてみるかもね。


143 :智だぞ : 05/07/10 04:01:16 ID:〆(・_・。)ノ
おむ「おっしゃああ300ゲットぉおおお」
よみ「そうか。よかったな。・・学習しろよ」
「あーあw」
「あーあww」

「ママだなんて呼ぶかあああ」
「必死だな」

「ここは(ry」
「きっともうだめなんだよ。」

「ボンクラーズに入るしか・・」
「勉強しろよ。」


144 :Ero★ : 05/07/10 05:44:15 ID:???
あの笑顔を、もう1度


今日も相変わらず太陽がジリジリとアスファルトを焼いている。
照り付ける太陽の下、私は待ち合わせ場所に向かって走っている。

「やば、遅刻だ、また怒られる・・・」

私は高校を卒業してから、よくともと遊んでいる。
榊は勉強で忙しいみたいで、遊ぶ機会が少ない。
でも、ま、いいか。ともと一緒にいる時間は好きだ。
それより急がないと、どうなるかわからない。
という訳で、私は全力疾走で向かう事にした。



目的地が見えてくると同時に、足踏みをしているともの姿が目に入った。
一目見た所、大分ご立腹のようだ。

「神楽、遅いぞーっ!!」

あー、やっぱり怒ってる・・・。
まあ、遅れちゃったのは私だしな。

「ハァ・・ハァ・・・ごめん・・急いで来たんだけど・・・」
「あんまり遅いから心配したろー!?」

ズイッと身を乗り出して、私の顔を覗き込んできた。
炎天下で待っていたせいか、ともはしっとりと汗ばんでいて、甘い香りがする。
・・って、なんて事考えてんだ、私は!?

「あの・・ほんとにごめん・・・」
「ま、なんともないんならいいけどな」

そういうとポッケからハンカチを取り出し、私の汗を拭う。

「あ、ありがと。後は自分でやるよ」
「いいよ、私のために急いでくれたんだろ?」
「そうだけどさ・・・は、恥かしいだろ・・・」

ぼそぼそと呟いた私の顔は、太陽に負けない位、真っ赤になっていたと思う。
・・・でも、なんでとも相手に赤くなってんだ?

「なんで赤くなってるんだー?変な奴だな」

ともが首を傾げて不思議そうな顔をしている。
確かにその通りだ。別に赤くなる事なんてないはずだよな。

「べ、べつに変じゃねー!!」

何故かわからないけれど、ムキになって反論してしまう。
変って言われたのが悲しかった・・・のかな。

「やっぱあんた変だって、ほんとに大丈夫かー?」

心配そうなともの顔が、私の顔に近付いてくる。
ともの顔が近付くにつれて、カァーッと顔が熱くなる。
まるで熱病になったかのように、頭がボーッする。
ともの甘い吐息が、私の頬をくすぐる。
血色の良い肌と柔らかそうな唇だけが、やけにハッキリと目に映った。
そして、気付いた時には、私はともを抱き締めていた。 

「な゛・・・な、な、なにするんだー!!」

無意識の内に、ともの頬に手を伸ばして、その柔らかそうな唇に、口付けた。
キスされたのに気付いて、ジタバタと暴れているが、私はそんな抵抗も愛しく感じた。
少し力を入れれば折れてしまいそうな体を、優しく抱き締めると、強引に舌を絡めた。
ともが舌を追い出そうとする度に、互いの舌が深く絡み合う。
そして、唇から、ぴちゃぴちゃと淫らな水音が漏れている。
暫くそうしていると、ともの体から、だんだん力の抜けていく。
最後に軽い口付けして、唇を離すと、銀色の橋が掛かって、プツンと切れた。
そして、まだ少し息の荒いともの顔を見ると、目尻にうっすらと涙を滲ませていた。

「・・なんで・・こんな事・・したんだよ・・・」

ともの呟いたその言葉を聞いた瞬間、私は途轍もない罪悪感に駆られた。
もしかすると、私は取り返しの付かない事をしてしまったのかもしれない。
今まで築いていた関係が、目の前でボロボロと音を立てて崩れていく気がした。

「・・・ごめん・・」

私には、そう呟くだけで精一杯だった。
悲しげに私を見つめている瞳から目を逸らし、その場から逃げ出した。
ともが何か言っていたけれど、何も耳に入らなかった。
・・・私が、ともの言葉を聞く勇気を持っていなかった。



 〜 続く 〜


145 :Ero★ : 05/07/10 05:46:59 ID:???
今になって思ったんですが、区切るべきですね?
次回から気を付けます

誤字脱字はなるべく無くしているつもりですが、あった場合は指摘して頂けると嬉しいです
・・・批判もバッチ受け付けます


146 :名無しさん…もう…いないのにね… : 05/07/10 21:54:43 ID:???
いい!!
続き、続き、さっさと(ry


147 :Ero★ : 05/07/19 03:20:28 ID:???
>>144の続き

あの後、町で見知らぬ男にからまれていた所を、榊に拾われた。
いつか言っていた通り、榊は1人暮らしをしていた。
ただ、勉強が忙しいらしくて、大学に泊り込みの日が続いてるから、あまり顔を合わせてない。

そんな日々はなんとなく過ぎていって、気が付けば1週間も経っている。
時折、脳裏にともの笑顔がチラつくと、涙が零れ落ちそうになる。
だけど、不思議と涙は流れない。
その度に、狂ったように叫んで、物を投げて、力の限り壁を殴りつけた。
そして、後に残るのはメチャクチャになった部屋と、虚しさだけ。


こんな時間が続くのなら、死んでしまった方が楽じゃないか、何度もそう思った。
いっそのこと、このまま何もかもが止まってしまえばいいと思う。
けれど、時間は急ぐ訳でも遅れる訳でもなく刻み続ける。
どんなに強く望んでも、楽しかった頃には戻れない。
そんな事はわかってる。わかってるけど、そう望まずにいられない。
起きてるのは色々考えて辛いから、眠ってしまおう。
そうすれば、幸せな夢を見る事が出来るだろうか。
あの頃のみんなが、変わらずに微笑んでくれるだろうか。
ともは・・、微笑んでくれるだろうか・・・。


〜 続く 〜


148 :智だぞ : 05/07/19 20:07:22 ID:〆(・_・。)ノ
う・・・うぐぅ・・・・


149 : : 05/07/23 23:15:50 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
ちょっとわりこみます。ご了承を。


150 : : 05/07/23 23:17:16 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
中学生のときからだった。兄の友達のことが好きだった。
でも、高校生のときだった。

「まだ伝えてないことがあるのに!」



その人は東に行ってしまった。


数年後、私が住んでいるアパートにその人が引っ越してきた。
ちょうど、こっちに戻ってきて、住むところを探してたようだ。
でもやっぱり、あのひとは、私には気がないようだった・・・・・・・・。






「夏の朝の蜩」(byきんかく)

─────────────────1・呆然─────────────────

去年のことだった。私が友達の家を出た時だった。
ドアの前をハイスピードのバイクがとおりすぎた。
狭い道で、バイクがそんなスピードで通らない細い路地だったので驚いた。
通り過ぎるとき彼女はこちらをむいて微笑んでいた。
あっけにとられてみていると、彼女のきたほうにミニパトがとまっていた。
「そこのバイクとまりなさい!」
彼女は無視して逃走した。
「あ!こら!まちなさい!」
パトカーは先回りしようとしているのか、あわてて行ってしまった。
「ななちゃん、いまの・・・・・・・なに?」
と友達が言った。
「そんなの私が知りたいよ!」
「そ・・・そうだね・・・・ごめんね?」
「いいよあやまらなくても。そうやってあやまってばっかじゃだめだよ?」
「ごめんなさい・・・。」
「ほらあ!そうやって、またあやまる・・・・」

─────────────────2・真意─────────────────

それから一週間後くらいだった。兄が私の下着を借りにきた。

「やだよ!なんでかさないといけないのよ!変態」
「たのむよ!な?」
「エロ親父めー!どうせ妹のパンツをかぶって・・・・・・変態!」
「そんなことしないって!」
「じゃあにおいかいで・・・・・変態!」
「だからそんなこと・・・」
「じゃあはいて・・・・・へんた・・・」
「いいかげんにしろ!ちがうって!」
「じゃあなんなのよ!?妹に下着借りて何するつもり?まさか・・・・・」
「・・・・まさかなんだよ?」
「おにいちゃんそんな趣味・・・・・」
「どんな・・・・・・・・あ!違う違う!断じてちがう!」
「まだ何も言ってないよ?」
「どうせォ○マとかいいたいだろ?ちがうって!」
「とうとう白状した!まえからあやいしいとおもって・・・・」
「ちがうって!!!!!」
「じゃあなによ?」
「そんなに知りたいか?」
「もちろん。じゃないと貸せないよ?話しても内容によっては貸せないけど。」
「わかった。はなそう。じつは・・・・」
「実は?」
「俺の部屋におんなのこがきてるんだ・・・」
「やらし・・・」
「それで、住まうところがないから、ここにとめてあげることになったんだけど・・・」
「下心見え見え・・・」
「お風呂にいれてあげたんだけど、下着がなくて・・・」
「計算済みだね・・・」
「って!うるさいな!そういうのは心の中でつぶやくの!」
「あ〜はいはいわかりましたー。」
「それで、かしてくれない?」
「お兄ちゃんに女・・・・信じがたい・・・」
「じゃあ、みてくりゃいいじゃないか!」
「なにを?」
「俺の部屋にきたらわかるだろ?」
「そうかな・・・」

真偽を確かめるため兄の部屋に行った。

「シャワーの音・・・」
「ほら、、、女物の下着があるだろ(ひそひそ)」
「おにいちゃんえっちー。私だけでいいじゃん。更衣室に入るの。」
「なんでー。ちゃんと、その場に居ないと。ちゃんと確認したか。」
「とかいって、いいわけして・・・見たかっただけでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・わかる?でも、まあ、これでわかっただろ?」
「うん・・・・・・わかった・・・。貸すよ・・・・。いや、やっぱ予備のをあげるよ。」

何日かして、兄と女性が共有スペースで喋っていた。
その女性は見たことがあった。
あの、バイクで走っていった人だった。
兄に言おうか迷ったが、わけがありそうなので、そのことにはふれずにいた。

ふと、きがつくと彼女をめっきりみなくなっていた。
風の噂で、入院したとかきいたケド、本当かどうかは分からなかった。
兄にも聞くことができなかった。

─────────────────3・再会─────────────────
今年だった。彼が越してきたのは。都会での荒波にもまれ、成長した彼は帰ってきた。
ちょうど管理人の兄の部屋の横があいていたので、そこに入居することになったようだった。

家に帰る途中だった
「あ、ななちゃん?ひさしぶりだねー。」
彼がとつぜん声をかけてきた。ちょっとおどろいた。
兄が言ってた日より早かったからだ。

「え?あ?すいません・・・だれですか?」

あせってこんなことをいってしまった。

「おぼえてないかな?・・・かなしいな・・・」
「じょ、じょーだんですよー。忘れるわけないじゃないですかー。おひさしぶりです。(笑」
「なんか、・・・・かわいくなったね。りっぱだーりっぱー。(笑」
「そんなエロ親父みたいなこと言わないでください。おこりますよ?(苦笑」
「はははごめんごめん。あ、これおみやげ。」
「なんですか?」
「なにかな〜?」
「こ、これは・・・・・・・・・・・なんですか?」
「ん?あー、さーたーあんだぎー」
「・・・・・・どこでかったんですか?」
「ああ、すぐそこの店。」
「・・・・・・・・・ははは」
「ははは」
「ははははは」
「ははははは・・・・・はあ。」
「期待させてガッカリさせないでください。ガッカリ度が倍増します。」
「じょーだんだよ。ほれ、だいじにしなよ。」
「あの・・これ・・・」
「じゃあ、そろそろ荷物が届くからいくよ。後で、手伝ってくれてもいいよ。(笑」

箱を開けると、かわいいイヤリングだった。


151 : : 05/07/23 23:17:50 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────4・出発─────────────────

暑い日、兄といっていた別荘からかえってきた。
「今日は月曜日かー。あ、あそこの店は月曜日はよりどりセールやってたっけ。」
ふと廊下を横切ったとき、兄と彼が話していたので、ちょっと立ち止まって様子を見た。
何を話しているかはきこえなかったけど、兄と彼は、いきなり黙り込み、気まずい空気が流れていた。
何も聞くことができない雰囲気だった。
わたしはそのままそっと通り過ぎた。

その日以来、かれは何か思い悩んでいるような感じだった。
何かボーっとしている感じだった。

「おはよ。」
「・・・・おはよ。」
「どうしたの?元気なさ過ぎだよ。」
「うん。・・・・ちょっとね。」
「もー。もっと元気だしなよー。」
「うーん・・・。」
「あ、こんどの日曜、港で花火大会あるんだって。・・・いっしょにいかない?」
「ほっといて・・・・・ほっといてくれないか?」
「ご・・・ごめん・・・。でも・・・・」
涙が潤んできた・・・・・・・・。
「でも・・・・一人で悩んでも何も変わらないよ!だまってちゃなんいもわからないよ!」
そう叫んで走って逃げた。

2日後だった。
バスをおり、虫がなく夜道をとおって家に着いた。
ふとドアのよこに桐の箱がおいてあるのに気づいた。
「これは・・・・」
何も書いてなかったので、おそるそるあけてみた。
中に手紙が入っているのが見えた。彼からだった。
「一昨日はごめん。ひどい扱いして。これはそのお詫び。大事にしてな。あと、花火大会の日はあいてるかな?」
手紙の下の紙の中には浴衣が入っていた。うれしくて涙が出てきた。
「ありがとう・・・・・・ありがとう・・・・・・」

─────────────────5・各駅停車─────────────────

浴衣をもらって、すぐお礼を言おうと彼の部屋にいったが、すでに明かりが消えていた。

次の日、朝早く彼のところに行った。
「ああ・・・・ねむ・・・・・。こんな時間にどうしたの?」
「おはよう。浴衣・・ありがとう。」
「ああ。」
「たかかったでしょ?」
「いえいえ。そんなことないよ。おじさんち呉服屋だから。卸値で安く手に入る。」
「ほんとにありがとうね。」
「うん。かうとき『かのじょかえ?』っていわれたけど、『そんなんじゃない』っていったのにしんじてくれなかったよ。」
「それで・・・・そのほうがいいとおもう。」
「いやいやいやいや・・・・」
「・・・・だめ?」
「な・・・なにいってんのかなー?」
「つきあってください!」
「ええー・・・・(汗」
「返事しだいではお兄ちゃんにいいつけてここを追い出し・・・・・」
「あーもー!わかったわかった。今年だけ相手してやるよ。卑怯なー!」
「へへへ。」
「でも、あんまりうるさかったらフるからなー。」
「うん。ふられないようにする。ありがとう。」
「まあ、今日は暇だしゆっくりしていけよ。」
「あれ?ひまなの?いそがしいかなとおもって、わざわざ早く着たのに。
「いやいやいや。早すぎだろ。朝っていうか未明じゃないか。蜩ないてるし・・・」
 
彼の言うとおり、蜩が鳴く声意外は何もしなかった。

「おじゃまします。」

畳の部屋には、ちゃぶ台に小さなテレビ、桐のタンス、レコードプレーヤー

「うわー昭和の部屋を再現してるジオラマみたい・・・」
「ああ・・・はらへった。なんかたべる?」
「ビフテキ・・・・・」
「ある訳ないじゃん。このお嬢様め!」
「いやそんなに高級品でも・・・『ビフテキ』に突っ込んでほしかった」
「ああ・・・ビフテキっていまどきいわねー・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「あたしが作ろうか?さーたーあんだぎーでも。」
「じゃあ・・・たのむ。油は昨日のコロッケにつかった残りがある。」

私は、早速エプロンをつけて小麦粉と卵と砂糖、あと、ホットケーキミックスをまぜた。
かれは、朝刊を読んでまっていた。
小麦粉に卵の水分がしみこんでなじむまで、すこしひまだった。
「なんかさー、新婚さんみたいじゃない?あ・な・た(笑」
「ばっバカ!ひとをからかうな!」


152 : : 05/07/23 23:18:18 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────6・お泊り─────────────────

土曜日、家に帰っているとき、玄関の前に小さめの桐の箱がおいてあった。
「なんだろう・・・・・」
中を開けると手紙その下にだるまのような男の人と女の人の小さな9cmくらいの和服の人形が
はいっていた。手紙は兄からのものだった。
「プレゼント」
とだけかいてあった。なんだかよくわからなかった。
ふと、丁度彼がとうりかかった。
「こんばんは。」
「おかえり。これ、何か分かる?お兄ちゃんからもらったんだけど。意図がわからないの。」
「ん?どれどれ・・・・・・あ!これは・・・・・・・」
「え?なになに?」
「髪の伸びる人形・・・・・・・」
「え?・・・・・・・・・・・・」
「ほら・・・右の髪はそろってるのに左の髪は長さがばらばら。」
「ほんとだ・・・・おまけに全体的に右より5mmほど長い・・・・。こわ〜(ゾクゾク」
「どうする?」
「すてようかな・・・」
「いや、まてよ・・・・・」

兄には友達の家に泊まることにして、彼の部屋に泊まることにした。
夜中、二人で兄の部屋にこっそり忍び込んだ。
「おとをたてるなよ。あいつがおきないように。まあおきないだろうケド。」
「わかってるよー。うまくいくかな?」
「あーだいじょうぶ。最近おつかれだから。」

こっそり兄の枕元に近づいた
「う〜ん。・・・」
兄が寝返りを打ってドキッとした。
「だれだ!そこにょふたりゅぐみ〜・・・・ZZZzzzz・・・」
彼は驚いてしりもちをついた。
「だいじょーぶー?」
「いやへいきへいき。また夢の中でアニメの世界にもぐりこんでるんだろうよ。」
「いや・・・そっちじゃなくて・・・・まああとで・・・・」
「さておくか。枕元に・・・・」
「布団の横10cmのところに、お兄ちゃんがむいてるほうこうに。」
「おっけー。かえろうか」
「うん。」

そうやって二人で兄のへやを出た。

彼の部屋にもどってふとんをしいた。
「布団どうする?一式しかないんだけど。」
彼がきいてきた。
「いいよ。ソファーで寝るから。」
「そうか。じゃあそうして」
(え!?普通、自分がソファーで寝るとかいうだろ!)
「なんかいった?」
「ううん。なんでもないよ。(汗」
「ところでさっきなんていおうとしたの?」
「うん。さっきおしりの下になにか幽霊みたいなのが見えて。」
「え?・・・・・・え?え?・・・・・・えええ?」
「ほんとだよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・いっしょにねよ?」
「え?」
「心霊現象的なのはにがてなんだ・・・・・・・」
「むかしからそうだよね。だまってたほうがよかった?」
彼はうなずいた。
「ごめんね?」
「いいよ。そのかわり・・・いっしょにねよ?」
「な・・なんか、はずかしいなー」
「おねがい。ホラー映画は見た後後悔するタイプだよ。確実にそのよるトイレにいけなくなる。」
「わかったよ。でも・・・・・・こどもみたい。」
「う、うるさいなー。こどもっていうな!」
「あーごめんごめん。」

「電気けしていい?」
「えー・・・こわい・・・。」
「暗くないと寝れないんだ。」
「う〜ん・・・・・・わかった。」

電気を消して、彼は私の手首をしっかりにぎってきた。
(かわいいなあ・・こどもみたい・・・)

しばらくして彼はぐっすりねむった。
ほっぺにキスをした。
彼の手が一層強く私の腕を握った気がした。
「はなさないでね・・・・・・・」

─────────────────最後・ずっと─────────────────

次の日、彼に起こされた。
「なんだよ!このほっぺについてる口紅の跡は!」
「うん・・・・。」
「うんじゃない!ひ・・・」
ふと、彼の唇を奪った。
「・・・・・これでいいでしょ?」
「もういい・・・・・・もーいい!」

どたどた!!

彼の部屋の隣の、兄の部屋から大きな物音がした。

ガチャガチャ!・・・・・ドタン!

部屋を急いで出て行ったようだった。

ドアを開け、そっとのぞくと、兄が寝巻きのまま、あわててはしっていった。

ドンドンドンドンドン!

ドアを叩く音がした。
しばらくして音がやみ、足音がこちらに向かってきた。

ドンドン!

私はあわてて彼のいる布団にもぐった。

ガチャ

「おーいはいるぞー!」

兄が入ってきた。

「ななをみなかったか?」
「いいや?どうかしたのか?」
彼は落ち着いてこたえた。
「ほんとにこなかったか?」
「だからこなかったって。」
「じゃあ・・・・」
「どうしたんだよ。」
「実は、朝起きたら呪いの人形がもどってきてたんだ。枕元に。妹に預けたはずなんだ。」
「こ、こわー。」
「妹の仕業かと思ったけど留守なみたいだし。ああ・・・やばい・・・。」

そういって兄はでていった。

「いったぞー。」
「うん。」
「それより股の間にもぐりこむなよなー。」
「だって他のところじゃ不自然じゃん。」
「ま、どうでもいいや。それにしてもあいつマジでびびってたな(笑」
「うん。おぬしもわるよのー とっさにあんないたずらおもいつくなんて。(笑」
「まあ、な。(笑」

夜、花火を見に行った。

彼は私の顔をみつめていた
「なに?かおになにかついてるの?」
「い、いや・・・。おまえ、けっこうかわいいな。」
「な・・・は・はずかしいなあー」

ちゅっ

かれが突然私の唇をうばった。
「朝のお返し。」
彼はわたしをしっかりと抱きしめた。

「はなさないでね?・・・・」
「もちろんだよ・・・・・・」

花火の音が突然小さく感じた。


153 : : 05/07/23 23:55:52 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
感想とかおねがいしますのだ。


154 :27GETTER◆pXWVmj9lto : 05/08/11 16:15:00 ID:???
俺もそのうちなんか書こうかな?


155 :空耳=ケーキの法則 ◆830MIMi83o : 05/09/25 03:43:09 ID:|_・)ノs
最近SS忘れられてるなあ


156 :Ero★ : 05/09/29 15:55:37 ID:???
書いてます、ええ書いてますとも
ただ一向に進まないだけで
小岩井さんチのとーちゃん風に言えば、もーー!!って感じです
あー、こんな事してる間にも書かないと・・・


157 : : 05/12/28 22:18:21 ID:|_・)ノs
最近SS忘れられてるなあ


158 :名無しさん…もう…いないのにね… : 06/02/07 15:06:18 ID:???
ちょっと大幅修正&すべて破棄で

登場人物設定を大幅に見直し


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