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板 カキコミ 写
[39]偽者その2@× 05/05/16 01:21:12 ID:???
やがてゴミは一通りあつまり、
ボランティアの人は伸びをして、ポケットから水筒を取り出した。
コップの中に暖かいお茶が入り、それを口に含む。
「・・・ん?」
何が聞こえたのか、彼は顔をあげて辺りを見回した。
「いま、ボーって音が、聞こえたような・・・?」
それは、潮風がコップの口で震えた音だった。
海と、このお茶が。
疲れをねぎらってくれているように思えた。
彼は少し微笑むと、海に嫉妬されないように、
コップのお茶の温かさをほんの少し、海にそそいだ。
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