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エログロ専用SS
1 大山 05/04/18 03:30:00 ID:??? エロティックなSSや、残虐嗜好のあるSSを書く場所です。 ・リクエスト可(しつこくしないこと) ・感想OK。批評は作者の許可を得てからに ・当然過剰な悪口は駄目 ・無断転載禁止 エログロじゃないものは、こちらにお願いします。 こっそりSSを書くスレ http://soramimi.yh.land.to/bbs/test/read.cgi/asagi/1111334143/l50
3w sage 05/04/19 01:09:17 ID:Ow3vJW1Q 11月30日 午前7時10分 通学路 呂比千尋はゆっくりと歩いていた。 歩きながら考えていることは、もちろん昨日のことだけだ。 左右の石壁の先の、実をやっと落として葉を散らし始めた木々たちが、 時々風に揺られて気持ちよさそうに笑った。 つられたように千尋も微笑む。その様子がおかしかったのか小鳥が声をあげた。 秋の空気は軽すぎて、千尋は浮かんでしまいそうだった。 そんな風に思えるなんて、私はいつから詩人になったのかしら。 もちろんそれは昨日のあれのせいだ。 昨日の………。 「おーい。おはよーう」 同じクラスで同じ天文部の梨丘かおりが、回想にふけりかけた千尋を 現実に引き戻すように、千尋の肩を叩いた。 「あ、かおりん。おはよ」 「どしたの?なんだかうれしそうじゃない」 かおりはいきなりそう聞いてきた。顔にでていたらしい。 「うん、判る?」 「そりゃわかるわよ、だって千尋ったらにやにやして歩いてたんだもの。 私が肩叩くまで気づかないしさ。………ねえねえ、何があったの?」 「うん、昨日の夜ね………」 そう言っただけで頬が緩んだ。 「あのね、観測の帰りにね………」 そこまで言うと、今度は口からため息がもれる。 「ああ、ああ。もう最高だわ」 勝手に昨日の晩の記憶が頭の中で再生されて、千尋は両手を胸の前で組んだ。 「ちょ、ちょっと。自分の世界に入ってないで、教えてよ」 「ええ、うん。あのね」 千尋は深呼吸した。頬が、だらしないほど緩んでいるのが自分でも判る。 空から降りてきた釣り針が引っかかったに違いない。 千尋は両手でほっぺたを押さえつけた。熱い。 「………かおりん、耳貸して」 「もー。もったいぶるんだから」 そう言って笑うかおりに、千尋はキスしてしまいそうなほど近づいて、そっと囁いた。
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