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エログロ専用SS
10 BRA 開場 05/04/20 17:30:59 ID:??? 同日 廃校 午後四時半 美浜ちよが最初に感じたのは寒気だった。 もうクリスマスイブなんだから寒いのは当たり前。 そう思いながらゆっくりと目を開けてみる。 暗い黒板が、視界に入ってきた。そこには何も書かれてはいない。 放課後の自習の途中で寝てしまったのだろうか………? なんとなく、一年三学期の終業式の放課後に、意味もなく居残ったことを思い出した。 ここは、二の三?いや、違う。ちよは首を振る。ここはどこ? 周りを見回す。人がいた。皆クラスの人だ。学校と同じ席に突っ伏したまま、誰一人動かない。 これは一体どういうこと?ちよは椅子から立ち上がった。 とたん首に違和感を感じた。金属特有のねっとりとした感覚。 触ってみると、何か首輪のようなものがついていた。 スカートのポケットに入っている鏡を出して、それを眺める。何なんだろう、これ。 とにかく暗いので、黒板の横にある電気のスイッチを入れた。 電気はつかなかった。 二、三回スイッチをパチパチやったあと、ちよは電気を諦めて眠っている友人に声をかけてみた。 「大阪さん、大阪さん。起きてください、大阪さん」 揺すられても、春日歩は微動だにしなかった。 「ともちゃん、ともちゃん。………よみさんよみさん。………榊さん榊さん」 誰も起きない。一体何が起こったのか。よく見ると、友人たちにも首輪がつけられている。 首輪………?なんだろう、嫌な予感がした。 「とにかく」 少し怖くなったので、声に出して言う。 「自分の今の状況を確かめないと。この部屋に、何かあるかもしれないです」 さすがに、一人でここを出る勇気はない。 ちよは、大きく頷くと、部屋を回り始めた。
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